N° I
Sang
du Roi
王の血Soie : sang-de-bœuf
深紅の絹を、素肌に一枚。夜会のための、もっとも饒舌な一本。
- Tête
- ブラッドオレンジ、ピンクペッパー
- Cœur
- ダマスクローズ、ゼラニウム
- Fond
- ラブダナム、燻した革、パチュリ
Extrait 50 ml ¥ 68,200税込
光を、纏う。
Haute parfumerieParis · Tokyodepuis 1931
N° I — Extrait de parfum 幕の向こうに、一本だけ。
Manifeste宣言
Le parfum
entre
avant vous.
一九三一年、ガス灯の点灯夫だった父の渾名を、ひとりの調香師が屋号にしました。ロワ・リュミエール、光の王。夕暮れの街を歩き、誰にも気づかれずに灯りをともしていく人の名です。
私たちの仕事も、それに似ています。姿が見える前に、部屋の空気を変えること。声を上げず、記憶にだけ残ること。だから広告は打たず、香りは四つだけ。パリと東京のふたつのアトリエで、一本ずつ仕上げています。
Maison fondée par エレーヌ・ヴァロワ
Trois notes香りの三層
Tête
肌にのせた瞬間の、いちばん軽い光。ベルガモット、ブラッドオレンジ、ピンクペッパー。十五分で消えてしまうからこそ、最初の一息は鮮やかです。
Cœur
香りの人格が現れる時間。ダマスクローズ、イリス、金木犀。午後の打ち合わせも、夕方の約束も、この層のなかで過ぎていきます。
Fond
最後に肌に残るもの。沈香、ラブダナム、白檀。翌朝のシャツの襟で、もう一度その人を思い出させる層です。
La collectionI / IV
N° I
王の血Soie : sang-de-bœuf
深紅の絹を、素肌に一枚。夜会のための、もっとも饒舌な一本。
Extrait 50 ml ¥ 68,200税込
N° II
李の夜Soie : aubergine
雨上がりの庭、閉じかけた門。秋の終わりの八時に似合う香り。
Extrait 50 ml ¥ 72,600税込
N° III
茶煙Soie : gris de fer
鉄瓶の湯気、焙じたばかりの葉。書斎の午後に、静かに立ちのぼる煙。
Extrait 50 ml ¥ 64,900税込
N° IV
白い夜明けSoie : ivoire
洗いたてのリネン、窓に差す最初の光。何もつけていないように、けれど確かに。
Extrait 50 ml ¥ 79,200税込
Savoir-faire手のしごと
一本の香水が店に並ぶまでの、平均の時間です。急がないことだけが、私たちの贅沢です。
摘む
薔薇は、日の出前の二時間だけ摘みます。陽が高くなるほど、香気は空へ逃げていくからです。
組む
処方は紙の上で考え、肌の上で決めます。ひとつの香りが完成するまでの試作は、平均四百十二回。
眠らせる
調合を終えた香料は、光の届かない地下室で九か月。層と層の境目が消えるのを待ちます。
切る
東京の硝子職人、三枝 悠の工房で一本ずつ。一日に仕上げられるのは、三本までです。
包む
最後に、リヨンの織機で織った絹で包みます。香りごとに、ただ一色の絹を。
Formule ベルガモット・ダマスクローズ・沈香
La maison九十五年
調香師エレーヌ・ヴァロワ、二十六歳。ガス灯の点灯夫だった父の渾名を屋号に、最初の調合帳を開きます。翌年、Sang du Roi を発表。
リヨンの織工オーギュスト・ファーヴルと出会い、瓶を玉虫の絹で包む習慣が始まります。香りごとに色を決めたのも、この年でした。
二代目ジャンヌ・ヴァロワの、最初の一本。秋の八時の庭を、八年かけて書きとめました。
調香師 藤堂 澄を迎え、南青山に小さな調香室を開きます。以後、処方はパリと東京を往復しながら組まれるようになりました。
藤堂の最初の一本。焙じ茶の煙を、イリスの粉っぽさで包みました。パリの理解を得るまでに、五年かかりました。
四つめにして、最後の香り。新しい香りはこれで終わりにすると、メゾンは決めました。
四つの香りを、年に六千本だけ。つくり足すのではなく、同じものを、より静かに。
Rendez-vousご来店のご予約
売場はありません。調香師がひとりずつお迎えし、肌の上で香りをお試しいただきます。所要はおよそ九十分です。
Merci.
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